好きがそばにある暮らし(新居浜市)
2026.05.21
Writer
脇和行
今回新居浜市でonetoneのやさしお家が完成しました。
そこで、お近くの皆様で家造りを検討中の方に参考にして欲しく
オープンハウスをすることにさせていただきました。
今回、このお家のお話をさせていただく中で、最初の景色を今でも覚えています。
お客様から初めて「ここに平屋を建てたいんだよね」
そう言っていただいて、この土地を見に来た時のことです。
現地に立った瞬間に、まず目に飛び込んできたのが、南側に広がる綺麗な山の景色でした。
「これは、この景色を活かさないともったいない。」最初に思ったのが、それでした。
家は図面の中で考えるものではなく、その土地に立って感じるものだと思っています。
朝どこから光が入るのか。
どこに立つと気持ちがいいのか。
どこを見た時に心が落ち着くのか。
そこから、この家づくりは始まりました。
東側には朝日を浴びながら気持ちよく一日が始まる工夫を。
北側には高窓を設け、瀬戸内特有のやわらかく、ぽかぽかした優しい光を取り込めるように。
西側には水廻りや子ども部屋を配置し、一番気持ちのいい場所を、この家の主役になる場所へ持っていこうと考えました。
そして、その主役がLDKと主寝室です。
この家で一番気持ちのいい光。
一番気持ちのいい景色。
それを、毎日過ごす場所へ届けたいと思いました。
ポーチから玄関へ入ると、プライベート玄関と、お客様を迎えるホールがあります。
家に帰った時や、誰かを迎える時。
玄関って、実はすごく大事な場所だと思うんです。
「いらっしゃい」
言葉はなくても、そんな空気を感じる場所にしたかった。
だから今回、壁にRを取り入れました。
真っ直ぐな壁ではなく、少し丸みを持たせることで、人を優しく包み込むような空間にしています。
吸い込まれるように自然と中へ入っていける。
そして、どこかで家そのものが、
「よく来たね」
そう言ってくれているような空間になればと思いました。
ホールを抜けると、25畳のLDKが広がります。
広い空間だからこそ、天井を高くするという考え方もあります。
でも今回、私たちは違う考え方をしました。
広いからこそ、少し包み込まれる感覚を大事にしたかった。
人って、不思議と包まれている空間の方が落ち着くことがあります。
だから高さだけではなく、「居心地」を考えて設計しています。
そして南側には大きな窓があります。
せっかく自然を感じられる景色があるなら、その景色を主役にしたかった。
だから収納も、ただ収納を増やすのではなく、なるべく存在を感じさせないよう工夫しています。
窓一つ。
壁一つ。
光の入り方一つ。
この家は、一つひとつに意味があります。
動線のこと。
ヌックのこと。
造作家具や建具のこと。
まだまだお話ししたいことはたくさんあります。
ただ、家は言葉だけでは伝えきれません。
光の感じ方も、木のぬくもりも、空気感も。
それは実際に立ってみて初めて感じられるものだと思っています。
ぜひ完成見学会に来ていただいて、この家に込めた想いを、実際に体感していただけたら嬉しいです。
「好きが、そばにある暮らし。」
その一つの形を、ぜひ見に来てください。